ミヤケノリコ 個展　7/8-7/19 全館

アトリエ三月7周年企画後期　ミヤケノリコ 個展

企画展 全館

会期：2022年7月8日（金）- 7月19日（火）

時間：平日15:00-19:00　土日祝13:00-19:00　水木休み　

平日：15:00-20:00 　土日祝：13:00-20:00　水木休み　最終日19:00まで

アトリエ三月

原康浩

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ミヤケノリコ

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現代美術家。1982年生まれ。2005年岡山県立大学テキスタイルデザインコース卒業。「ジェンダー」「性と生」「現代アートを着る」をテーマに、インスタレーション、彫刻、絵画、コンテンポラリージュエリー、ファッションアート、ポートレート作品、パフォーマンスなど、様々な表現方法を実験しながら作品を発表。主な受賞に 前橋アートコンペライブ2007グランプリ、AMUSE ART JAM 2008 森本千絵賞、SHIBUYA ART AWARD 2015 協賛企業特別賞など他多数。2018年「美咲芸術世界」のアートプロジェクトのメンバーとしてパリの現代アート施設59Rivoliの外壁装飾制作をきっかけに同施設でのアーティストインレジデンスに定期的に参加、岡山とパリを往来しながら活動中。

「FUCKING HEAVEN」

ー自分の楽園は自分の手で作るもの－

わたしは“精神の安定と芸術”について模索しながら作品を作っています。2022年年明けに渡仏し、レジデンス先のアトリエ59RIVOLIで作り続けた「オアシスガーデン」と「天国」は、渡仏直後に逝ってしまった大好きな祖母への弔い行為であると共に、様々な要因で疲れた自身の心を癒し救う世界でもありました。そんななか出会った仲間、新たに生まれた夢、ドイツとドバイで見た景色、帰国後の日本、そんな日々の記録を綴った「ノリコの絵日記シリーズ」をはじめ、本展ではパリと日本で制作した絵画、造形作品、ファッションアート作品をインスタレーション形態で発表します。

また、ミヤケノリコの作品作りの根底にあるのは“自分の人生”ですが、アートに出会うきっかけ、アート活動を再開するきっかけにはいつも“家族”のことがありました。作品の原点と背景について、「ファッション」と「ヤングケアラー」と角度が違う観点から、スペシャルゲストを本展覧会にお招きし、対談イベントも行います。↓

◇7/8(金)20:00～“ミヤケノリコ×パリ在住のファッションデザイナーAI KOMOTOによるYouTubeライブ！at アトリエ三月”パリで一緒にコラボワークした服のことあれこれについて、パリと大阪を繋ぎ生対談します。(一時間程度)

◇7/17(日)15:00～“元ヤングケアラーでラフィングケアラー(笑っているケアラー)として活動している冠野真弓さんとの対談”

※イベントは無料です。

☆ノリコのFUCKING TAROT有り。(1回600円)　ミヤケノリコオリジナル手作りタロットの第2弾です。作家在廊時のみ体験できます。在廊日時はSNSをcheckしてください。

Instagram:norinorinorico0528 

 Facebook:Noriko Miyake.980

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アトリエ三月ではミヤケノリコ個展「FUCKING HEAVEN」を開催します。

アトリエ三月では3度目の個展開催であり、本来2020年開催予定だった個展がコロナウィルスの蔓延により2年越しの個展開催となりました。

テキスタイルアーティストでありながら、4年前にアトリエ三月で開催された個展の頃から平面作品が登場するようになりました。一階は地に這う細胞のように配置された作品がペニスやヴァギナをイメージし、その上には羽の生えた様々な形をした生物たちが天に召されるようにしたインスタレーションとなっています。

人が人として創造される前の状態と、魂が肉体から離れて天に昇っていく様のちょうど間の空間に私たちは位置し、足下のカオスな状態から生まれ、ピンク色に包まれた天使たちの間にいる私たちが、生きているということはどういったことかをを突きつけられるようです。

二階の平面作品では近年ミヤケノリコ本人が裸体で登場し、日々の些細なことを漫画にし、日記のように記されています。そこには今までのドメスティックで鋭い表現方法から一転し、全てをさらけ出し受け入れるかの如く、コミカルで面白おかしく日々を生きる等身大の自身の姿や理想が描かれているようです。

この機会に是非ご覧ください。

アトリエ三月

原康浩