きゃらあい 「吸って、吐いた。」
333×333mm
綿布、アクリル絵具、木パネル
2018
個展「煙に巻く」出品作品。若干13歳よりネットにて作品を発表し始めたきゃらあい。ペンタブから筆に移行した経緯はとても現代人らしいと言える。所謂イラストちっくでありながらもしっかりと絵画的技術も備えた若きアーティスト。今後の活躍にも大いに期待できる女性。
きゃらあい
1996年生まれ、大阪府在住。2009年頃からインターネット上で作品の発表を始める。
2014年から展示活動を開始し、2015年に初個展を開催。絵画制作の他に、楽曲PV、CDジャケットへのイラスト提供や、子供向けワークショップの講師などの活動も行う。
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きゃらあい 個展 「煙に巻く」 出品作品
2018年2月23日(金)-3月4日(日)
平日 15:00-19:00 土日祝 13:00-19:00 ※日曜最終日
・展示ステートメント
きゃらあいの3度目となる個展を開催いたします。地元・大阪では初となります。
ひとによる、ひとらしい行為や、ひとが作り出したモノに興味を持ち、制作をしています。
子供の頃、工場の煙突から立ち上る煙を見ながら、近所の公園で遊んでいました。ひとが汚した川や海、考えてみれば決してきれいとは言えない環境の中過ごしていましたが、自分の地域には愛着や思い出があり、汚いものもきれいに感じてくることがあります。
ひとの浅はかな行為を「ダメ」と思わず、「仕方ない」と思いたいのは、ストレスを感じずに生きるために、様々な事をあやふやにしてしまいたいという「弱さ」からなのかもしれません。ですが、それを受け入れて、そこからどう生きるのかを絵を描きながら考えていきたいと思っています。
本展示では、主に煙や人工物をテーマとしたペインティング作品とドローイング作品を、新旧織り交ぜて展示・販売いたします。