うえにしゆか 個展 2階 10/9-10/20

うえにしゆか 個展

企画展:二階

会期:2020年10月9日(金)-10月20日(火)

時間:平日15:00-19:00 土日祝13:00-19:00 水木休み 


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眼に見えない蠢くものたち


新型コロナウイルスによって、私たちの生活はガラッと変わった。

眼に見えないものに恐怖心を感じる中でも、変わらずに作品を制作。

ウイルスだけではなく、感情や空気も眼に見えない。そこら辺にそういうものは沢山広がっている。どこにでもあるもので、見えないものを私なりに見える化し、蠢いているものを消化する。その行為で生まれたものが今回の作品。

マスクの作品

タイトル 声をあげて言いたい事があるのにマスクの中で思っているだけで何も紡がれない

作品について

マスクを留めている釘に糸を結びつけて、それぞれのマスクを繋いでいく。紡がれない言葉を糸で繋いでマスクの無い日常にしたい。

*好きな糸を選び、自由に繋いで結んで糸掛をしてみて下さい。


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うえにしゆか 「眼に見えない蠢くものたち」

アトリエ三月では うえにしゆか 「眼に見えない蠢くものたち」個展を開催いたします。

2017年1月に開催し2度目の開催となります。

その間も一階の新村同様に多数グループ展に出展を重ねました。

3年前に”編み”を表現方法としていたのとは大きく変わり、ミシンを用いマスクやフィイスパック、ゴミなどを使った

コラージュのような表現方法へと変化しました。

うえにしの制作スタイルは、美術やARTと捉えることのできる制作と、テキスタイルや編み物、ファッションなどに通じる(アーツアンドクラフトに影響を受けた)

生活が根底にある制作があり、SNSなどもそうした使い分けをしています。

ファッションや生活に直結する仕事については女性が好きであろう淡いパステルカラーを用いた一点モノなどを中心としたイメージがある一方、

美術やARTと捉えることができる、つまり大枠のない表現となるとたちまち、うえにしの人間性が丸見えになるような作品を見ることができます。

ウィルスで生活が一変したと言う一方で”空気や感情も目には見えずにそこら編に沢山広がっている”と言います。

マスクはウィルス感染を防ぐためだけでなく、

パンデミックによって被害にあい、苦しんでいるのは感染者だけではなく、

それを通してインターネットやweb、様々な場所に露呈されてしまった私たちの負や不安の感情が蠢いている。

そして彼女にとってマスクとはそうした時代の一つのアイコンとなるのでしょう。

フェイスパックもマスクも全て自身が使用したものであり、このような時代には少し抵抗を感じる作品のようにも思います。

それでも尚、今回はあからさまに”わたし”だと言う主張が垣間見えるイメージを用いたこの作品群からは何か決意のようなことを感じました。


まだ荒削りではありますが是非ゆっくりとご覧ください。


アトリエ三月 原康浩


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うえにし ゆか

1989.大阪生まれ

自然や環境をテーマに作家活動をしながら、UE.fabricとして関西を中心にアクセサリーや小物を展示販売している。また、手仕事の楽しさを伝えるためWSなどの教室も開催。

2012 大阪成蹊大学芸術学部

環境デザイン学科

テキスタイル・ファッション

デザインコース 卒業

2017 うえにしゆか個展

「人工的な森」アトリエ三月

2018 ギャラリーパウゼ

コンテンポラリー

ミニテキスタイル

コンペディション2018 新人賞

2019 ・グループ展 繊維の線律

    ギャラリーパウゼ

   ・アートストリーム2019

2020 ・アンデパンダン展 会場:gekilin

   ・ギャラリーパウゼ主催 

    コンテンポラリー ミニテキスタイル

    コンペティション 2020

「 私の大事なもの 」

アトリエ三月

大阪梅田 中崎町にあるギャラリー。アーティストランスペース兼酒場。画家の原康浩が運営しています。現代美術、絵画、イラストレーション、立体表現、アウトサイダーアートなど幅広いジャンルの表現を発信します。

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