ヤスモトユウタ個展「PRESS」1階 2/10-2/14 ※5日間のみ

ヤスモトユウタ個展

企画展:一階 二階はグループ展を予定

会期:2023年2月10日(金)-2月14日(火)※5日間

時間:平日15:00-20:00 土日祝13:00-20:00 水木休み

最終日19:00まで


ヤスモトユウタ

1976年生まれ。大阪在住、カメラマン。


展示

2020年6月「PARK」(アトリエ三月)

2021年4月 屋外展示(南海新今宮駅ガード下)

2021年5月 屋外展示(南海新今宮駅ガード下)

2022年3月「We are here.」(アトリエ三月)


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淡々と過ぎていく日常。

そこに突然「裂け目」が生じることがある。

否応なく突然、非日常の世界に叩き込まれる。

例えば、災害や事件事故。

被災者や被害者と言った当事者でなくとも、そこにたまたま居合わせれば現場という劇の登場人物になってしまう。

野次馬は決してステージの観客ではない。

主役と一緒に舞台にのぼり、非日常という劇を演出する不可欠な脇役になる。

マスコミも脇役としてしばしば登場する。

大きなカメラを背負い、マイクやテープレコーダーを主役に突きつけ、髪を振り乱し走り回る。

その顔には、とってつけたような悲壮感と、隠しきれない高揚感が浮かんでいる。

消防官や警察官と同様、災害や事件の際にしか登場しない、日常には存在しない報道陣というキャラクター達。

誰がどう見ても登場人物なのだが本人たちは見られていることに大抵無自覚だったりする。

ここに展示した写真は、2021年末から約1年の間に撮影した。

北新地クリニック放火事件に安倍晋三元首相銃撃事件、広島原爆忌に新型コロナ関連…

街の中で撮影された報道陣の姿には、通りがかった誰の目をも引き付けてしまうほどの異物感がある。

彼らもまた、日常の風景の中に突如登場する「裂け目」としての役割を果たす。

見た者を非日常という舞台へ容赦なく引きずり込むのだ。

アトリエ三月

大阪梅田 中崎町にあるギャラリー。アーティストランスペース兼酒場。画家の原康浩が運営しています。現代美術、絵画、イラストレーション、立体表現、アウトサイダーアートなど幅広いジャンルの表現を発信します。

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